科学映像13「振動の世界」

こんにちは。
今回もウェブサイト「科学映像館」さんの
すてきな科学映像からのご紹介です。

科学映像13弾、振動に関する科学映画のご紹介です。

「振動の世界」
1971年・カラー・29分
制作:東京文映
企画:神鋼電機

振動の世界|配信映画|科学映像館
科学映像館は、原版フィルムから高画質のデジタル化を押し進め保管するとともに、忘れ去られようとしている科学映像をインターネットから配信しています。

映像の構成
01. イントロ(0:00)
02. 波による船の振動(1:37)
03. 地震による建築物の振動(5:52)
04. 風による吊橋の振動(8:54)
05. 大気による飛行機の羽根の振動(12:18)
06. 道の凹凸による自動車の振動(15:10)
07. レールの状態による鉄道車両の振動(18:44)
08. 機械による振動(23:22)
09. 振動利用(25:49)
10. エンディング(29:00)

イントロ(01)
「あらゆる物質が振動することで存在する」
日本の電子顕微鏡で捉えた(当時)世界初の原子の運動映像が流れる。
「物質の様々な振動が電波となり、光となり、熱や音となる。」
「人類誕生のはるか以前から大自然のどこかでさまざな振動が続いてきた。
それは不規則な、しかし無限の力を秘めた振動。」

内容部分(02〜09)を大きく分けると
・自然によって発生する人工物の振動に関する研究と対応(02〜07)
・機械の運動により発生する振動の説明とその振動の利活用(08〜09)
の二部に分けられます。

・自然によって発生する人工物の振動に関する研究と対応(02〜07)
自然による人工物の振動、共振を擬似的に再現する実験装置・設備を作り
振動を測定、データ収集を行い
振動をできるだけ抑えるよう人工物に改善を施すという流れで進みます。

・機械の運動により発生する振動の説明とその振動の利活用(08〜09)
主に回転運動による機械自体の振動、主軸のブレによる振動を説明し。
その後、振動や共振を利用した漸進運動機械の説明へと進みます。

エンディング(10)
「ある時は振動をやわらげ、ある時は抑え、ある時は利用する我々の技術。
しかしそれは、奥深い振動の世界にわずか一歩を踏み込んだに過ぎないのだ。」

構成がしっかりとしていて非常に分かりやすい科学映像でした。
振動の共振の作用を用いてエネルギーの増幅がうまくできないものかと思いました。
モーターなどの回転運動による振動も何かうまく使えないかと考えるとおもしろそうです。

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