新年度のご挨拶と移転のお知らせ

さよなら球児!ありがとう球児!

大阪育ちの私はバリバリの虎党である。

昨日、阪神の藤川球児が引退した。

来るとわかっていても打てない『火の玉ストレート』で2003年と2005年の優勝に大きく貢献した選手で、メジャーに渡り、帰国後独立リーグを経て、阪神に帰ってきた選手である。

球児は1998年にドラフト一位で阪神に入団。入団会見で『10年以内に阪神を3回優勝に導いて、そのうちの1回は胴上げ投手になる』と言い放ち、ビックマウスで注目を集める。

その当時の阪神は1985年を最後に優勝から遠ざかっており、にんきはあるが弱小チームであった。2003年まで優勝できなかった、阪神の暗黒時代であった。

私も大阪に住んでいて、よく甲子園に行っていたが、負け試合のほうが多かった記憶がある。

球児の入団時の監督は野村監督で、しばらくは球児もパッとしなかったが、星野監督時代に花開いた。

体全体を使った豪快なフォームからのストレートは強打者を次々と空振りさせて痛快だった!

5万人の大観衆の中でプレッシャーと闘いながら投げ続け、結果を出した。

昨日の巨人との引退試合でも149kmを出していた。全盛期よりは落ちているが、まだやれるのでは?と思わせるようなピッチングだった。

引退セレモニーでは、清原やダルビッシュといった多くの野球人からコメントが寄せられていた。

一つの事を全力でやり続け、様々な困難を乗り越えてきた男である。その姿に感動し、力を貰えた。

才能とかも関係するのかもしれない。多くの人間は『こんなもんでいいや』と自分で終わらせる。

でも、自分に厳しくコツコツと積み上げて、やり切った人間はかっこいい。

私もやり切れる人間になりたいと思う。

感動をありがとう球児!

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