TAKAです。映画『鬼滅の刃 無限列車編』が公開100日を超えてもなお大ヒットしていますね!
私はすでに十数回観に行っていますが、世間では○十回見ている人もいるので、まだまだだな~と感じている今日この頃です。
異例のヒットによって、新しい聖地が生まれたりと経済効果も出ていますが、その中で「マイナスのニュース」も増えてきました。
そのうちの一つが、違法グッズの販売です。
鬼滅の刃のキャラクターをつかって“無断で”量産されたステッカーを販売して、高校生や主婦が逮捕される事件が多発しました。
この事件にかかわる法律が『著作権法』です。
聞いたことはあるけど具体的にはよく知らない…
なんとなくイメージはつくけど、どこまでがセーフで、どこからかアウトなんだろう…
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
著作権は年々取り締まりが強化されているので、知っておかないと自分が犯罪者になってしまう可能性も…(実際、高校生や主婦など“普通の人”が何人も捕まっていたり、著作権は意外と容赦なく行使されていたりします)
そこでオススメの1冊『企業の実例に学べ!知的財産の新常識』をご紹介します!
『知的財産の新常識』は「知的財産権」を学べる1冊
まず、本書のタイトルにある「知的財産権」は知っていますか?知的財産権とは「著作権」と「産業財産権」を一括りにした総称です。
①著作権
②産業財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)
①②を合わせて「知的財産権」
「特許権」は聞いたことある人が多いと思います。特許は知的財産権の一つです。
本書ではこれらの権利について、「マンガ」と「実際の例」を交えて分かりやすく解説されています。
・著作権
絵や音楽・作品など、「創造したもの」を守る権利
例)Aさんが描いたイラストを勝手に複製したり、ネットにアップしたり、改変してはならない
・特許権、実用新案権
企業や個人の「発明」「小発明」を守る権利
例)B企業が発明した「アコヤ貝の修正を利用した真珠の養殖」は、他の人が勝手に利用してはならない
・意匠権
パッケージや製品の形など「デザイン」を守る権利
例)C社がデザインしたお菓子のパッケージデザインは、他の人が真似してはならない
・商標権
ロゴや名称など「ブランド」を守る権利
例)Apple社のリンゴのロゴマークや漫画などのタイトルは、許可なく使用できない
これらはいずれも、作った人の「気持ち」や「利益」を守るための権利になります。
鬼滅の違法グッズは、第三者が無断で「利益」を目的として作品を利用したため(そして実際に利益が出ているため)権利侵害で逮捕されました。
実際に起こりそうな例を法律観点で解説されているこの本では、イメージしやすい事例をもとに知的財産権と絡めて回答が示されています。
例えば
- ネットで見つけた写真を自分のブログに載せていい?
- 漫画をSNSで紹介するために、表紙の画像を使ってもいい?
- テレビで流行ったダンスを踊って動画サイトにアップしたい
以上のような身近にある例をもとに「アウトなのかセーフなのか」「どこまでが許容範囲か」などの見解が書かれています。
ダンスの動画アップロードの例は、数年前に話題になった『恋ダンス』『PPAP』を例に解説されています。
実はこれ、著作権侵害で動画が削除されたもの・削除されないものに二分されました。その線引きはどこなのか分かりますか?
回答はぜひ本書を読んでみてくださいね。
「知らなかった」ではすまされない、身近な法律について、楽しく学びましょう!以上、TAKAでした!
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