新年度のご挨拶と移転のお知らせ

春の思い出

最近おっさん化が進み、時間の経過をひしひしと感じている。

年を越してあっという間にもう5月の半ばである。

私にはGWなど無い・・・、ひたすら仕事をして過ごしたのだ。

いかん!このままでは気が付いたら老人になってしまう。

この季節になると、夏までにはという思いが湧き出る。

毎年言っているが、夏までにダイエットに成功して細マッチョになって甘酸っぱい思い出を作るのだと・・・

私も25歳くらいまでは細かったのだ。デブとおかんの主張である昔は細かった説だが誰も信用してくれない。でも事実、昔の友人に会っても気づいてもらえないくらいなのだ。

ダイエットに成功している妄想に浸りながら、昔のことを思い出してしまうこの頃である。ある意味現実逃避なのだけどね。だって現実は体脂肪と血糖値と戦わないといけない日々が待っているからなのだ。

春の思い出といえば、高校生の頃の春の遠足を思い出す。あれは入学して間もない頃の話である。

大阪の府立高校に入学した私は、高校生活をエンジョイしていた。その学校は女の子の顔面偏差値が高く、素敵な恋の出会いを勝手に予測してときめいていた。

その学校の行事で、1泊2日の遠足があった。長野県の戸隠村という山の中への遠足だった。私が入学する何年か前は東京だったらしいが、先輩たちが問題を起こして山の中へ変わってしまったのだ。

生徒たちは皆ブーブーと文句を言っていたが、私は勝手に妄想が暴走し、かわいい女の子と二人で遭難して深い仲になってしまうというようなシチュエーションを想像しながら一人でニヤニヤしていた。

修学旅行なんかでも同様だと思うが、男のグループと女の子のグループで夜に誰かの部屋に集まろうなんてことがよくあるのだが、そこは山の中!夜中にみんなで宿を抜け出そうという計画になった。

全部で15人くらい抜け出していたと思うが、夜中に山の中で大はしゃぎをしていた。皆タバコやお酒を持って来ており、どんちゃん騒ぎとなった。

定番だが途中でくじで男女のカップルに分かれて行動することになった。私は運良くかわいいことカップルになった。そう、大チャンスが訪れたのである。

女の子「なんか真っ暗で少し怖いね」 私「そばにいるから大丈夫だよ」

歯が浮くようなセリフであるが恋の始まりの予感がする。

いい雰囲気になっていたその時、異変はおきた。なんかワーワー騒がしい。

ベロベロに酔っぱらった野郎が先生に捕まってしまったのである。そこからは芋づる式に捕まって、結果大量の停学者を出してしまったのであった。

でもきっと恋の予感は的中すると思った私は、1週間の停学明けに意気揚々と学校に行った。するとなんと、私とカップルになっていた女の子は別の男の彼女になっているではないか・・・

切ないが楽しかった思い出である。

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