お久しぶりです。さとうです。
6月なのに「夏が来たのかな?」と思ってしまうくらい暑い天気ですね。
暑いと思って半袖をタンスから出してみれば、雨が降って肌寒くなって結局長袖を着るというループにはいっています。
さて、本日はこれからのあつーい時期にピッタリ?な水族館についてお話します。
世界一のクラゲ水族館として大人気!
皆様は山形県にある「加茂水族館」をご存知ですか?
およそ50種類ものクラゲが展示されており、ギネス認定されるなど、世界一のクラゲ水族館として大人気ですよね!
ですが、加茂水族館は最初からクラゲ水族館として経営されておらず、むしろ閉館寸前まで追い込まれていたのです。
その危機を救ったのが現在の館長である「奥泉和也」さんでした。
最初はクラゲがメインではなかった?
加茂水族館は、1930年に「山形県水族館」として建設。
1960年に新築移転し、年間20万人が訪れる県内有数の観光施設として賑わいを見せていました。
しかし1997年頃には、入館者数が減少していき、閉館寸前まで追い込まれてしまいました。
閉館の危機に直面する状況の中、企画展として『生きたサンゴと珊瑚礁の魚展』を開くことに。
当時アシカの飼育員だった奥泉さんは、サンゴの水槽にサカサクラゲの赤ちゃんがいるのを偶然発見します。
サカサクラゲの赤ちゃんを飼育し、順調に成長したところでクラゲを展示したところ、見事にサカサクラゲの展示はお客様に好評となり、奥泉さんはクラゲ専任に任命されました。
しかし、クラゲの展示が大きな反響を呼ぶ裏では、大きな課題がありました。
それは、クラゲの飼育方法です。
定まった飼育方法もなく、クラゲ専用の水槽を買う資金は当時の加茂水族館にはなかったのです。
そんな中、手探りでクラゲの飼育と繁殖の方法を確立、奥泉さんはクラゲの水槽を自ら設計し、その後もクラゲ飼育技術を開発するなど大きな結果を残しました。
2003年には、クラゲの種類を1番多く展示していたアメリカのモントレーベイ水族館を抜き20種展示で世界一を名乗りました。
2012年にはクラゲを30種展示し、ギネスに世界一を認定されたのです。
今では50種類以上のクラゲを保有するクラゲ水族館としてみんなに愛されております。
まとめ
いかがでしょうか?
今でこそクラゲ水族館で大人気ですが、奥泉さんとクラゲの偶然の出会いが無ければ閉館していた可能性があるんですよね…。
出会ってくれて本当にうれしいです…!
多くのクラゲが揺蕩う姿は、神秘的で時間を忘れて楽しむことができます。
興味を持たれた方、是非加茂水族館に行ってみてください!
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