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ロジャー・ドゥーリ― 著  【 脳科学マーケティング100の心理技術 】を読んで

突然ですが、みなさんに レストランのメニューからクイズです!


次の3つの料金表示うち、一番多く注文が取れたのはどれでしょう?

① ¥記号をつけた数字で表示:¥1,200
② ¥記号をつけない数字表示:1200
③ 文字で説明:千二百円


少しの間、考えてみてください。

( 考え中 )

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( 考え中 )

( 考え中 )

それでは、時間になりました。

もしあなたが ②を選ばれたのであれば、お見事、正解です! あなたは、脳科学の視点では何が最高の成果を生むのかを理解している数少ない人間かもしれません。

本書の価値を最大限に活用してもらえることでしょう。

不正解だったあなた、気にすることはありません。なぜなら、正解者の中でも②が一番多く注文がとれる理由まで説明できる人はほとんどいないからです。

この本の続きを読んで、ライバルが知らない料金表示の秘密を手に入れてください。 ちなみに、このクイズはアメリカにあるコーネル大学の研究チームが行った実験をもとに出題されました。

この実験は、商品を購入する前に「お金」に関するイメージを強く持たせた場合とそうでない場合で購入結果に差が出るかどうかを確かめるものでした。

結果、「¥」「円」という表示でお金をイメージさせた①③よりも、②の数字のみの表示を見た客の方がかなり多くの金額を費やしていたことがわかりました。

著者のロジャー・ドゥーリーは、贈り物や営利目的でないことをアピールする場合などや、 他者に何かを与えたり誰かを思いやったりする気持ちに重点をおいたキャンペーンをするのであれば、 金銭的イメージを取り入れるのは慎重にするべきだと語っています。

私は、この「脳科学マーケティング100の心理技術」に釘付けになり時間を忘れてこの本に没頭しました。

というわけで、今回はこの「ロジャー・ドゥーリ― 著」「脳科学マーケティング100の心理技術」について語らせて頂きます!

お客さんの脳の5%に売り込むのはもうやめましょう!

ハーバード大学のマーケティング学教授によれば、私たちの思考・感情・行動の95%は無意識のうちに決定されるそうです。 そして、この考えは脳科学の分野でも異論がないほど認知された基本原則とされています。 (無意識のうちに決まっていることなんてあるの?!と驚きました 笑 ) 多くの人がお客さんに自分の店・会社をアピールする際、他と比べて「安い」「品質が良い」など、人の意識・理性に向けてメッセージを発信しています。 (普通、、、って感じしてました・・・)

しかし!! これらが悪いとは言いませんが、脳の活動の95%を占める潜在意識へのアピールを無視するのはもったいないと思いませんか? (確かに、既に決まっていることにアピールしても意味なんてないのかも・・・確かに反応が薄いのはこれが原因??って思いました!)

解説

本書では、脳科学と神経科学の研究成果が明らかにした、世界の市場で効果が実証済みの「集客の科学」を徹底解説しています。 お固い科学の知識を語る本では決してありません。あなたが実践して成果を出すためのものです。 私もこの本に出会えてよかったです。

まとめ

・脳科学マーケティングの観点からあなたの売上をアップさせるための100 の実践アイデアを紹介しています。 冒頭のクイズから得られる価格の表示に関するアイデアもその内の一つです。

・残り99 個すべてを試す必要はありません。 すぐには実践できないアイデアもあるでしょう。 でも、可能だと思える2つか3つを試してみてください。 あなたは、ライバルが知らないこの手法により、驚く結果が得られることでしょう。

・100の心理技術が独立して書かれているため、自分の読みたいところだけ読むのに適しています。 ただ、その一つひとつがかなり濃厚で、読むのに苦労しました。

・自分のビジネスで気になったときに、辞書を引くような使い方をするといいかなと思います。

この本の「目次」をご紹介します!

謝辞

-Chapter01 価格が脳に与える影響

-Chapter02 五感を刺激して売り込む

-Chapter03 脳が喜ぶブランディング

-Chapter04 紙媒体と脳の相性がいい理由

-Chapter05 顧客の脳の信頼を勝ち取る

-Chapter06 脳が喜ぶ接客スキル

-Chapter07 脳が喜ぶセールステクニック

-Chapter08 脳を刺激するコピーライティング

-Chapter09 脳が喜ぶマーケティング

-Chapter10 男性脳、女性脳 それぞれの攻略法

-Chapter11 顧客の脳を買う気にさせる

-Chapter12 脳を刺激する映像メディア活用法

-Chapter13 脳を刺激するインターネット活用法

-Chapter14 脳を刺激する映像メディア活用法

おわりに 次は何が来るのか?

あとがき

この本の目次をご覧頂くとどのChapterも新鮮さがあり目を引き付けます。 「知りたい!」や「どうせ嘘でしょ!」と思いながら読ませて頂きました。 経験したことのある事柄や思いつきもしなかったことが多くあり、 気付かされた衝撃が未だに印象深いです。 どのChapterも私にとって知りたかったことや興味を抱かせてくれるような、 とても勉強になる一冊でした。 「脳科学マーケティング」は、今後も注目していきます。 興味を持っていただけましたら、一度読んでみてください! 「知っている自分」と「知らない自分」では、こんなにも違いがあることに気付くことでしょう。

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