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老舗旅館の売却価格が1万円

とても有名な話でご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、嫁いだ先が100年続く老舗旅館だった宮崎知子さん。元々旅館業を継ぐ意思がなかった為、継がないという意思をご両親も納得した上での結婚だった。大手メーカーに勤める旦那様。子宝にも恵まれ、まさに幸せの人生。そんな時オーナーだった父が他界。そこで義母から伝えられたのが「100億もの借金がある」更には夫もその連帯保証人になっている事だった。知子さんは夫と旅館の売却を検討。そこで提示された金額はたったの1万円。売却して1万円を手にするか10億の借金返済に立ち向かうか。10億の借金なんて想像もつきませんが、おそらく私ならもう立ち向かう気力すらなくなってしまうレベルです。そんな中、なんと立ち向かう選択をした知子さん。この後わずか1年で借金完済の目処がつくまでに回復。わずか1年ですよ?すごいとしか言いようがない…

でもどうやって??
大勢のスタッフと10億もの借金を抱える中で、旅館の現状を社員に告白。大手メーカーに勤めていた経験のある旦那様は音声自動化のシステムを開発、導入。少ない人員でも確実に情報を共有できる。知子さんの策はまさかの週休三日制の導入。 宿泊客は週末に集中する事を考えたのだ。休みが増えたことでお客様に対するサービスの質もあがり、それと同時に利益も増えていったのだとか。現在はウェディングプランなども取り入れられていて、老舗人気旅館として営業されています。「熱意ををこめる」事って本当に原動力となり、それが結果につながったんだなと考えさせられました。

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