お久しぶりです。いろいろありましてお当番が遅くなった笹です。
突然ですが、勝利するとは何なのでしょう?
スポーツや政治などであれば、勝敗はとても分かりやすいですが、それが個人・自分の人生となると難しい気がします。それこそ哲学的になってしまいそうです。
これ以上書くと前振りが長くなりそうなので、流れを無視して本題に参りましょう。
今回、笹が紹介する本はこちら。

スポーツドクターである辻秀一氏著「スラムダンク勝利学」です。
学生の頃に読んだ本を、改めて読み返してみました。
どんな本?
著者がスポーツドクターということもあり、井上雅彦先生の名作「SLAM DUNK」をスポーツ心理学を基盤に「勝利するための考え方」「学ぶべき考え方」紐解いていく一冊になっています。
本自体は全26章、総ページ数180ページと比較的読みやすい厚みになっています。
また、各章には原作漫画のワンシーンが差し込まれているため、漫画を読んだことがある人もない人も「このシーンのことを話しているのか」とイメージがしやすくなっています。
ビジネスと関係あるのか?という声も聞こえてきそうですし、直接的に関係があるかと聞かれれば少し返答に困ります。
というのも、一般的なビジネス書というよりも、この本は哲学とはまた違う「生き方の本」なのではないかと個人的に考えたからです。心理学が基盤にあるので、当然といえば当然なのですが……。
さて、そんな本の内容としては
・セルフイメージの重要性とやり方
・チームワークの条件、本物のチームワークとはなにか
・感情のコントロールの必要性
などなど……スポーツ以外でも当てはまることが書かれています。
読んでみて……
学生の頃は「難しいことはわからん!」となってしまいましたが、改めて本棚から引っ張り出して読むと、「こういう風に生きてみたい」と思えるようにはなっていました。人生の勝者になりたいとは思いませんが、自分らしくあり続けるためにも、必要最低限の指針は必要ですからね。
特に昔と捉え方が変わったのが、最終章「”感謝すること”こそ勝利と一流への道」でした。
それこそ、当時であれば「当たり前のことじゃないの?」と感じていたような気がします。その当たり前ができない人も世の中にはいるのだと知ったことが、捉え方の変化に影響しているのでしょうね。
この章の内容を要約すると
・ミラーイメージによって、いいことも悪いことも自分に言動が跳ね返ってくる
・感謝の気持ちがセルフイメージを拡大する
といった感じになります。
もっと簡単に言うと「日頃の行いに気をつけろ」になるのでしょうかね。
当たり前のことを当たり前にできる人間であり続けたい。
とてもチープな感想になってしまいますが、自分の指針として改めて定まったような気がしました。
紙面の方も尽きてしまいましたので、本日はこのあたりで失礼致します。
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